
日本の電子部品メーカー、神明電機(本社・川崎市)の中国上海市の工場で18日、労働条件に反発した従業員と経営陣らが衝突する事件が発生した。待遇改善を要求する工員らは工場施設を占拠し、日本人幹部10人と中国人管理職8人が2日間にわたって外に出られず、事実上の「軟禁状態」となった。
その後、警察隊の突入によって、19日深夜にようやく軟禁されていた幹部ら18人が釈放された。
『香港文匯報』によると、上海市閔行区にある日系企業・神明電機の工業で18日、大規模な労働争議が発生。横暴な就業規則に反発した1000人近くの工員によって、10人の日本人幹部を含む18人の経営陣らが工場内に軟禁状態で閉じ込められた。