韓国紙「朝鮮日報」は22日、韓国地質資源研究院(KIGAM)の李允洙(イ・ユンスウ)博士は、長白山(白頭山)の火山噴火による災害の可能性に対応すべく、中日韓3カ国は今後、同火山噴火に関連する研究を全面的に始動すると述べたと報じた。3カ国は人工衛星により長白山の変化を追跡することで、火山噴火を引き起こす地震源を共同探知するほか、火山噴火の状況を仮想し、対応策を策定する。「国際在線(CRI Online)」が伝えた。
李博士は、「中国科学院と共同で、来年から長白山ボーリングなど関連研究を展開する。火山活動の解明のみならず、朝鮮半島に影響する地震の根源を探すことにつながる」と指摘している。同プロジェクトは日本南海の深海海底を出発点とする。日本の地球深部探査船「ちきゅう」による海底ボーリング調査はすでに9年つづいており、2016年にフィリピン海プレートの貫通を目指し、地震発生地の詳細な調査を行い、プレート運動と地震の関係を解明する。
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