中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行台北支店は25日に北京で、人民元の決済業務をめぐる合意に調印した。合意に基づき、人民銀は同支店に台湾地区での人民元決済行の権限を委譲し、同支店は加入者向けの人民元業務を取り扱い、清算・決済サービスを提供することになる。中国新聞社が伝えた。
この動きは両岸間の通貨決済メカニズム構築という新たな突破口を開いたとされ、また中国銀行がクロスボーダー人民元決済業務の進展を加速させる重要な動きでもあるとみなされる。
中国銀行関連部門の責任者が25日に述べたところによると、同行台北支店は人民元決済行業務の需要を踏まえて、人員、システム、商品、プロセスなど各方面で十分な準備を進めてきた。
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