産経新聞の報道によると、日本陸上自衛隊は今年6月から8月にかけてハワイ沖で実施される、環太平洋合同演習(リムパック)に初参加する予定だ。防衛省は演習の中で離島奪還の作戦能力を強化するため、新設中の「水陸機動団」を派遣し、米軍の艦艇とオスプレイを使用し、海兵隊と離島上陸・奪還演習を単独実施することを計画している。日本はこの機会を利用し、中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島)を奪い取ろうとする野心を示していると分析されている。

　中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、防衛省は離島奪還作戦に用いる水陸機動団を新設中だ。今回の演習参加の主な目的は、関連する人材を育成し、水陸機動団に人材を送り込むことだ。同演習により、陸上自衛隊は海兵隊の作戦方法を十分に学び、離島奪還能力を高められるという。

　また産経新聞によると、自衛隊の同軍事演習の参加には、もう一つの目的がある。つまり米軍との訓練を通じて、中国に対して日米の緊密な日米軍事協力を見せつけ、抑止力を発揮するというのだ。

　軍事評論家の馬軍氏はCCTVのインタビューに応じた際に、「これは日本が上陸作戦能力を強化するため、いかなるチャンスも逃さないことを再び証明しており、その釣魚島を奪い取ろうとする野心が示された」と指摘した。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣