ウクライナ東部ではドネツクやハルキウなどで親ロシアの民衆による抗議行動が起き、情勢はさらにエスカレートしています。
ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は13日、「ウクライナ国家安全保障・国防会議は、東部地域で軍隊を投入した大規模な反テロ行動をとることを決めた。ウクライナ東部では、クリミアのように、独立を宣言し、ロシア編入という同じ一幕の再現はさせない」と強調しました。
アメリカのパワー国連大使は13日、「ウクライナ東部の情勢が沈静化に向かわなければ、アメリカはロシアを対象にさらに追加制裁の実施を考える」と話しました。一方、米ホワイトハウスは12日、「バイデン米副大統領が22日にウクライナを訪問する」と発表しています。
北大西洋条約機構 (NATO)のラスムセン事務総長は13日、「ロシアはできるだけ早く事態を沈静化させ、ウクライナ国内から特殊部隊を含む軍隊を撤退させるべきだ。軍事的な干渉によってロシアは、国際的に孤立するだけだ」と強調しました。
ロシア外務省は13日、「ウクライナ東南部の情勢は極めて危険だ。ロシアはウクライナ危機を国連安全保障理事会と欧州安全保障協力機構に提出し、緊急会合を開く」としました。
国連安保理は理事国の代表を集め、米東部時間の13日夜8時、緊急会合を開きました。
「中国国際放送局」
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