広西チワン族自治区はこのほど、今後約3年をかけて、西江経済ベルトのインフラ建設という一大プロジェクトに臨み、総額約6300億元(約10兆2900億円)を投入することを決定した。人民日報が伝えた。

　西江経済ベルトのインフラ建設実施プランを踏まえて、西江沿岸の交通インフラ建設では、ふ頭、水路、渡船設備、水上輸送ターミナル、鉄道、高速鉄道、空港の建設など12種類・166件のプロジェクトが実施される予定。これにより、西江水路の幹線で水上輸送がスムースに行われていないこと、支線での水上輸送に支障が出ていること、ターミナルの閘門による制約といったボトルネックの解消を目指す。またエリア内の高速鉄道圏「すべての市に高速鉄道」の建設や都市部と24県を結ぶ高速鉄道網「すべての県に高速道路」の建設をうち出し、鉄道と水上輸送、道路と水上輸送の連結ラインの建設を強化し、現代型総合交通輸送ネットワークの建設を加速させる。この一大プロジェクトではさらに、重要な産業、重点的なパーク、重要な物流、生態環境などをめぐる取り組みを展開していくという。

　「人民網日本語版」