習近平国家主席は25日、ジンバブエのムガベ大統領と人民大会堂で会談した。

　習主席は両国の伝統的友情および両国関係の発展に向けたムガベ大統領の重要な貢献を高く評価。「中国側はジンバブエ側と共に伝統的友情を発揚し、各分野の協力を強化し、対等に接し合い、支持し合う、互恵・ウィンウィン、共同発展の良き友人、良きパートナー、良き兄弟となることを望んでいる」と表明した。

　また「中国側は引き続き原則を堅持し、正義を主張し、ジンバブエ側が国家の主権、安全、発展上の利益を守ることを断固として支持する。ジンバブエの人々には自らの事をしっかりと処理する知恵と能力があると信じている。双方はハイレベル交流を継続し、党の結びつき、および国家統治、政治、改革開放のノウハウの共有を強化する必要がある。中国側は経済発展と民生改善に向けたジンバブエ側の努力を支持し、引き続きジンバブエ側のために人材を育成し、ジンバブエ側と互恵的な協力モデルと融資ルートを検討し、農業技術を教え、供与し、ジンバブエ側の食糧生産量と農業収入の増加を手助けする。ジンバブエ側の経済特区、工業パーク建設に参加し、インフラ整備、鉱業、製造業分野の協力につなげ、さらに多くの中国企業による対ジンバブエ投資を奨励したい」と強調した。

　さらに「中国とアフリカ諸国は苦難を共にした友であり、こうした関係を忘れることはできない。対アフリカ関係において、われわれは『真、実、親、誠』という理念と正しい道義・利益観を堅持しており、言ったことは必ず守り、着手した事は必ずやり遂げる。ジンバブエは来年アフリカ連合(AU)議長国を引き継ぐ。ジンバブエ側と共に努力して、中国とアフリカの新型の戦略的パートナーシップを新たな段階へと押し上げたい」と表明した。

　会談後、両氏は両国政府間の経済・技術協力協定および食糧、融資、観光分野の協力文書の調印に立ち会った。

　「人民網日本語版」