習近平中国国家主席による先日のモンゴル国への訪問が当国の政界や学界で議論を引き起こし続けている。モンゴル国の関係者は、今回の訪問は両国にとって意義が重大で、双方の締結した多項の協力協議はモンゴル国に利益を受けさせるものとみなしている。
モンゴル国経済発展部のChuluunbat副部長は、このように表明した。習近平主席の今回の訪問は蒙中両国にとって歴史的な意義を備えている。中国は数年間にわたりモンゴル国の最大の貿易パートナー且つ主要な投資国で、モンゴル国は中国と共に発展する必要がある。モンゴル国の当面の経済情勢はあまり楽観的ではなく、習主席の訪問中には、両国は経済・貿易協力中期発展要綱などの協議を締結し、両国の今後の経済貿易協力の発展の見通しについて計画した。Chuluunbat副部長は、蒙中两国は口岸協力、石炭液化ガスプロジェクトや畜産などの分野においてもたいへん大きな発展の潜在力をもっているとみなしている。
モンゴル国科学院国際問題研究所のシュリフ(音訳)所長はこのように表明している。習近平主席のモンゴル国訪問は両国の全面的戦略的パートナーシップを切り開いた。今回蒙中両国の締結した協議のカバー分野はとても広範で、例えば両国の通貨スワップ規模の増長、中国側が引き続きトランジット輸送や海港などの方面でモンゴル側に便宜を提供してゆくことなどで、これらはみなモンゴル国が長年にわたり関心を寄せてきたことだといえる。モンゴル国の経済規模は海港やトランジットの鉄道輸送量の増加に伴って一層発展してゆく見通しだ。
モンゴル国国立大学国際関係学院のバヤサフ(音訳)教授は、習近平主席がモンゴル国メディアで発表した『中蒙関係のより良い明日へ馬にむち打って馳せ向かう』というテーマの署名入りの文章はたいへんすばらしく、中国側の角度から「睦隣、安隣、富隣」(善隣友好、近隣関係の安定、近隣国の経済成長促進)の周辺外交政策について詳しく述べていると考えている。
(新華網日本語)
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