外国メディアの報道によると、中国駐日大使は「来月北京で開かれるAPEC首脳会議は、中日両国の首脳が初の会談を実現する重要な機会ではあるが、関係改善のボールは日本側にある」と発言した。

　AFP通信は10月15日、「両国関係が極度に緊張してから約2年が経過するが、安倍晋三首相はこの数週間に、APEC首脳会議の会期中に習近平国家主席と会談する可能性について言及している」と報じた。

　しかし程永華大使は16日に中国政府の立場を強調し、会談を実施するならば日本が譲歩すべきと述べた。

　程大使は東京で、企業経営者に対して、「現在の中日関係において最大の問題となっているのは、歴史・領土問題だ。これは中日関係に深刻な影響を及ぼす、両国関係を妨げる政治的な障害だ」と指摘した。

　ドイチェ・ヴェレ(電子版)は10月15日、「約2年間に渡る外交の氷河期を経て、安倍晋三首相はAPEC首脳会議が北京で開かれる機会を利用し、習近平国家主席と会談する意向を表明した」と伝えた。

　しかし程大使は10月16日に北京の方針について言及し、日本は会談を実現したければ先に譲歩すべきと述べた。程大使は、「歴史・領土問題などの政治的障害が、両国関係の発展に影響し、これを妨げている。11月に北京で開かれるAPEC首脳会議は重要な機会だが、現実的な問題も存在している」と指摘した。

　「中国網日本語版(チャイナネット)」