アリババ集団のNY最大のIPO、安邦保険集団によるNYの高級ホテルウォルドルフ・アストリアの買収、小米の携帯電話の全世界における販売数量がサムスンやアップルに肉薄、中国最大手ホテルチェーンの錦江集団による仏同業のルーブル・グループの買収―など2014年は中国企業の世界進出が特に目立った1年であった。
ではこれらの企業は世界の一般の人たちの目にどのように映っているのだろうか。世界の人はこれらの中国企業の名前を知っているのだろうか。それらの会社の現地企業で働くことを願っているのだろうか。点数をつけると何点ぐらいなのだろうか。これらについて環球時報が、米国、インド、韓国でアンケート調査を行った。
【米国】
アリババの記事はメディアの常連「一番印象に残った中国企業と言えば、まずはアリババだろう。NYに上場したこと以外にも、馬雲会長やアリババに関するニュースは米国のメディアでよく取り上げられている」と話すのは、米国の3大保険会社のひとつであるファーマーズ保険に勤めるデレック氏。
「ますます多くの企業が米国で成長していると感じる」と言うのは、ロサンゼルスの会社で働く女性。「その中でも目を引くのは中国企業による米国不動産プロジェクトへの投資。安邦保険集団が19億5000ドルでホテルウォルドルフ・アストリアを買収したことはマスコミや世間で大きな話題となった」という。
ただ中国企業の海外での成長トレンドは明るいが、企業の海外イメージにやや問題があるとする見方もある、米国のある中米貿易の経営者は「中国企業の海外進出は大きな戦略という点ではいいと思うが、細かな戦術の部分で足りない部分がある。もっと相互のコミュニケーションを高めるべきだ」と指摘した。
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