第12期全国人民代表大会第3回会議が3月5日に正式に開幕し、李克強総理が政府活動報告を行う。2015年の経済成長目標、物価水準の目標などのデータが公表される。
一部の専門家・学者は、今年の経済成長率を推測・予想している。GDP目標の適度な下方修正は、多くの機関と専門家の共通認識になっている。7%前後という成長率が、最も可能性の高いデータとされている。
「新常態」におけるGDPの観点
GDP成長率の低下をいかにとらえるべきだろうか?国家統計局中国経済景気観測センターの潘建成副主任は、「成長目標の下方修正に懸念する必要はなく、目標の下方修正が実際には正常であることを理解するべきだ。経済のギアチェンジの時期において、大規模になった経済の成長率を低下させる必要がある。雇用と所得増に悪影響を及ぼさなければ、このような『スロー』は健全である」と指摘した。
潘副主任は、「7%前後の成長目標は、世界的に見ても高い水準であり、先進国を大幅に上回る。新興市場国においても、中国の経済成長率は上位だ。国内外の環境が経済成長に強い圧力を形成する現在、中国がトップレベルの成長を維持しているのは、容易なことではない」と述べた。
|