日本人が血液型を迷信していることは、世界的に有名だ。立命館大学心理学専攻は、「血液型と性格の間には関連性があるか?」という設問に関するアンケート調査を実施した。その結果、8割以上の日本人が肯定的な態度を示し、血液型が性格を決めることを信じていると回答した。日本で記入するさまざまな用紙のうち、約85%に血液型の記入欄がある。日本人が自分の血液型に関心を寄せるほか、血液型により他人の性格を判断する習慣を持っていることが分かる。
雑誌『AERA』は、日本社会には現在、血液型によって人材を選択する傾向があると指摘した。確かに、日常的な人間関係や企業の求人情報などで、相手の好きな血液型であれ ば好印象を与えることができる。日本はA型中心の国で、全人口の約38%を占めている。A型の人は生真面目で慎重とされており、多くの企業は求人の際にA型の人材を募集したがる。
日本でB型の人は個性的かつ正直者で、スポーツに最も適した血液型とされている。日本の平泳ぎ王者の北島康介、フィギュアスケーターの羽生結弦、卓球の福原愛もB型だ。2008年の北京五輪閉幕後、多くの日本メディアが選手の血液型について取り上げた。統計データによると、ソフトボールを除き、日本が獲得した8枚の金メダルのうち、半数はB型の選手のものだった。日本でスポーツに取り組むB型の人は、優越感を手にしている。
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