第115回広州交易会が4月15日、広州琶洲国際会展センターで開幕した。本日午前に行われた同交易会の記者会見で発表された情報によると、中国の貿易は坂を登り障害を突破する重要な時期に差し掛かっており、貿易の安定成長の希望と圧力が同時に存在している。今年の広州交易会は電子商取引(EC)プラットフォームのサービスを強化し、世界のバイヤーに向け開放する。人民日報が伝えた。

　広州交易会の報道官、中国対外貿易センター副センター長の劉建軍氏は、「世界経済は現在、緩慢な回復の流れを維持しているが、全体的には厳しい情勢で、先行きが不透明で、国際競争が激化している。中国は構造改善のなか前進しており、改革の全面的な深化もすでに始まっている。中国経済は質と効率を高める新たな段階に入っている。経済面では、市場化を中心とする改革により、貿易の安定成長に向け良好な政策環境を形成する。中国経済は今後一定期間に渡り中・高速の成長を維持する。中国の貿易会社は自信を深め、革新の活力を引き出していく。その一方で、中国経済の安定的な好転の基礎が築かれておらず、景気低迷の圧力が依然として存在しており、貿易発展に一定の不都合をもたらしている」と指摘した。

　今年の広州交易会は展示ブースの配置を整え、監督管理を改善し、貿易会社の誘致を強化し、国内のバイヤーの誘致範囲を全面的に拡大した。食品、農産物、家庭用品、生地、家庭用織物をテーマとするPRを重点的に強化した。今年出席する海外のバイヤーおよび来場者の数は、前回を上回ると予想されている。

　今年の広州交易会はグリーン発展計画を全面的に実施し、グリーンブースの普及率を50%とする。第120回までに、グリーンブースの普及率を100%とする。グリーン出展を奨励し、グリーン撤収を実施し、グリーン会議を提唱し、グリーン展示館を構築する。今年はECプラットフォームのサービスを強化し、新たな開放型の運営モデルを採用し、世界のバイヤー(広州交易会以外のバイヤーも含む)に開放する。バイヤーはオファーおよび購入の情報を迅速に公開できる。このほか、今年はモバイル展示ブースのサービスを開始し、出展企業とそれ以外の企業に対して、全面的かつ立体的な展示とPRサービスを提供する。

　「人民網日本語版」