中国寧夏ホイ族自治区中衛市で今から2470年前にさかのぼる古長城が発見されました。
これは、万里の長城の研究家で寧夏博物館の周興華元館長が同自治区中衛市南長灘の魚喇鉢谷で発見したもので、これまで確認されている『史記』に記された西の臨洮から東の遼東郡まで続く秦の始皇帝が築いた万里の長城の一部であると見られています。
周元館長は、「魚喇鉢谷の長城は長さ20メートルあり、東から西へ3ブロックの長城で構成されている。第1ブロックは谷を塞ぐ長城でおよそ5メートルある。第2ブロックは天然の石壁でおよそ10メートル、第3ブロックは山の斜面に緩やかな坂のように石積みされた長城でおよそ5メートルある」と解説しました。
専門家は史料を元に、この長城は今から2470年以上前に築かれたものだと推測しています。
「中国国際放送局」
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