カナダ当局がこのほど発表した「カナダと中国の人材流動報告」によると、経済発展が急速に進む中国にカナダ国籍を取得した多くの中国移民が帰国しており、中国大陸部および香港に居住するカナダ人はすでに25-30万人となり、その多くを高学歴者が占めるという。カナダ連邦移民局の最新統計では、数年来新たに国籍を取得した移民のうち中国人は、2005年の首位から2位に転落している。事実上、2006年から2009年にかけて、中国人移民の国籍申請者数は年々減少しており、4年間での減少幅は54%に達している。エリート層流出は確かに存在するが、それほど恐れることでもない。
注目すべき現在の課題は、中国がいかに人材を留めるかだ。海外在住のハイレベル人材にとって、急速に発展する中国は彼ら・彼女たちに無限の空間を提供する。グローバル化という挑戦に直面し、ひとつの成熟した社会が思慮すべきは、いかに自身の吸引力を増強し、国民に出国を望ませず、海外エリートを引き戻すことにある。(編集HT)
「人民網日本語版」
|