ロシアと中国の指導者が9月下旬、北京で会談した。それと同時に、中国が日本の漁船拘留に抗議する事件が進展している。この二つの出来事に関係があるという証拠はないが、この二つには同じ手がかりがあり、まったく関係ないわけではないと感じさせられる。
歴史問題をはっきりさせることを旨とする共同宣言が調印されることで、ロシアの北方四島に対する所有権は強化され、また中国は釣魚島に関心を寄せている。長年の交渉があったが、ロシアと日本は北方四島の問題を解決する上で何の進展もなく、この問題を解決できる可能性が見えてこないことを中ロ共同声明は示している。
ロシアが日本を犠牲にし中国の応援者になったことは、無論北京にとっては嬉しいことだ。
ロシアの中国に対する後押しは、確かに他国に不安を与えている。中国は今、気を緩めている。日本国内で後続の政治事件が起こり、詹其雄氏を解放することで菅直人首相が苦しい立場に追い込まれたときは特にそうだ。
インドは、ロシアがこの事件で中国に近づくやり方に不快を感じている。だが、インドにとって、これはかえってチャンスかもしれない。中国との国境紛争における自らの脆弱な立場を強調できるからだ。インドは、中国がインド洋で実施した「真珠数珠繋ぎ」戦略に各国が注目することを望んでいる。またインドは9月、さらに大幅にインドの防御能力を強化する口実を見つけた。新たな地域防御計画は公表されないが、日本とインドにとって、この計画を公表する条件はより整った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」