
米空軍のB-2ステルス爆撃機
B-2ステルス戦略爆撃機は冷戦時代の産物である。開発はノースロップ・グラマン社が担当した。1979年、米空軍は戦略上の必要から、旧ソビエト連邦が90年代に配備する可能性がある対空システムに対応するため、高空防衛可能なB2爆撃機の研究・開発に着手した。1981年にモデル機の生産が始まり、1989年にモデル機が初のテスト飛行に成功。その後、計画を修正し、B2は高低空条件対応の防衛能力を備え、一般攻撃と核攻撃ができる爆撃機に改良した。B2爆撃機は現在世界唯一のステルス戦略爆撃機でもある。
|