京セラ名誉会長
稲盛 和夫

本年は、日中国交正常化40 周年という記念すべき年にあたります。中国と日本は、近代の一時期を除き、その長い歴史のほとんどの時代において、友好的な関係を築き上げてきました。
もちろん、長い歴史の間には、一衣帯水の隣国であるが故に遭遇する様々な試練もありましたが、両国民は常に困難を乗り越え、その絆を深めようと努めてきました。特に1972 年の国交正常化以降は、経済面においても、人的な交流面においても、急速に友好関係が進んできました。
私は今後も日中両国が、かつて墨子が説いた「兼愛交利」という、国と国との交わりの精神をベースに、真の友好関係を維持していくべきだと考えています。
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