広州市の中心部にある十数軒の贈答品専門買取店では、これまで最も歓迎されていた高級白酒が、今年は冷遇されている。これらの店の半数は、白酒の買い取りは断っているが、洋酒とブランド煙草は受け付けているという。残り半分の店は、白酒の買い取りを行っているものの、買い取り価格は非常に低額であることが明らかになった。広州日報が伝えた。
ある贈答品買取店の店主・陳氏は、「元宵節(旧歴1月15日)以前は、白酒を買い取っていたが、買い取り価格は下がる一方だった。政府が今年、公金による贈答に関する監督管理策と『三公経費(海外出張・公用車・公務接待に絡む公費)』緊縮策を発表したことで、高級白酒の原価は下落した。贈答を行う人が少なくなり、贈られた方も、廉価であることから、わざわざ買取店で買い取ってもらう必要性はないと思っているようだ」と語った。
白酒は冷遇されているが、洋酒とブランド煙草の買取価格は横ばいという。別の贈答品買取店店主は、「タバコは、まず商品の現物を見てからでないと、値段はつけられない。ニセモノである可能性があるからだ。旧歴1月10日から今までに買い取りを希望した客は、昨年より2割減った。品物の多くは煙草と洋酒で、冬虫夏草や鹿茸などの健康食品を持ちこんだ客もいた。商売は全体的にやや落ち込んでいるが、政府の政策による影響によるものかどうかは、はっきり分からない」と語った。
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