中国の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)ではここ数日、煙霧と黄砂の問題について、熱い議論が交わされている。北京市政府は、各界からの注目を集める環境問題に対する取り組みをいっそう強化し、周辺地域と協力して煙霧・砂漠化の抑制に力を入れる方針を明らかにした。人民日報が報じた。
北京市は今年、平野部の造林緑化事業にいっそう力を入れる。昨年は25万ムー(約1万6750ヘクタール)だった造林面積については、今年の目標を35万ムー(約2万3450ヘクタール)とし、空気の質が劣悪な都市部地域の改善に取り組む。また、大規模な面積の森林を造成する計画で、このうち1万ムー(約670ヘクタール)を上回る林地を10カ所以上造成する。
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