しかし全国人民代表大会代表、微信を開発したテンセントのCEOである馬化騰代表は異なる考えを持ち、“インターネット企業の商品と通信キャリアの商品は重複しない。正確に言えば、Win-Winの関係であるはずだ。例えば友人の写真を見る場合、パケット料金が生じる。消費者のパケット需要は以前ならが30Mのみだったが、現在は300M以上が必要になることもある。また中国の通信キャリアにとって、通話・MMS事業からデータ事業に転換する良い機会でもある”と指摘した。
奚委員もまた、“課題であり、チャンスでもある。現在の通信ネットワークは依然として伝統的な通信キャリアが優位を占めている。逆に言うならば、インターネット上の多くの事業は、通信キャリアのネットワークを通じて展開される。これはIT企業の弱みである”と語った。
馬代表は、“モバイルネットワークの登場により、中国のIT企業と通信キャリアの海外進出が可能になる。国は国際規格・安全基準の制定に積極的に参与し、発言権を獲得するべきだ。同時にIT企業の海外進出に対する政策支援を強化し、インターネット新商品の普及を奨励し、政府の海外におけるサービス機能を強化するべきだ”と提案した。
「人民網日本語版」