香港大学が行った別の調査によると、労働時間が長すぎる場合、社員の集中力が低下するなどの悪影響が出ることがわかった。
同大学が18歳-55歳のホワイトカラー531人に対して行ったアンケートの結果、1日の労働時間が「9-14時間」とした人は61%で、最長連続勤務時間は48時間だった。回答者のうち、「少なくとも週6日は仕事をしている」とした人は32%で、あるメディア関係者に至っては「休みなしで、90日間連続で勤務」したことがあるという。
「今感じているプレッシャーを10点満点で表すと?」との質問に、7点以上、つまり「プレッシャーが非常に大きく、耐えられない」とした人は38%に上った。
労働時間が長すぎて、頭の回転が悪くなる、集中できなくなる、起こったことを忘れてしまう、突然自分が何を言っているのかわからなくなる、良く知っているはずの名前を忘れるなどの症状が出た経験を持つ人は74%に上った。また、上記の症状が起こる頻度について、「週に2回ほど」とした人は約3割、最もひどいケースは「週に15回」だった。
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