同作品の今後について、日本のキャラクターコンテンツビジネスプロデューサー・安田勲氏は自信を深めており、より多くの中国作品の進出を望んでいる。夏天島は2007年に集英社と提携し、漫画家・夏達の「子不語」が日本進出を果たし、「ウルトラジャンプ」で連載された。
桃氏は、「日本との提携では、私が何かをする必要はなく、すべて相手任せになっています。日本のアニメ産業が成熟している理由は、市場関係者が創作そのものを重視し、優れた鑑賞眼を持っていることで、またPR方法もきめ細やかです。彼らに見出された作家は気が楽です、創作に励むだけでよいのですから」と語った。
芸術家は経営を苦手とすることが多いため、これは重要だ。日本アニメ産業の父とされる手塚治虫は、自らのアニメ会社と出版社の管理に失敗し、倒産に追い込まれた。同様に、宮崎駿もプロデューサーの鈴木敏夫と徳間康快がいなければ、「となりのトトロ」が最後の作品になっていたかもしれない。
日本動画協会事業委員会副委員長の増田弘道氏は、「中国には成熟した作家がいるが、成熟した経営者が少ない。日本や米国からの招聘を考慮するべきだ」と指摘した。
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