
艦載戦闘機J-15が25日、中国初の空母の甲板上で離着艦の訓練を成功させた。この情報は、外国メディアの中国の空母計画に対する関心を再び引き起こした。艦載機の離着艦の成功は中国の空母計画が重要な一歩を踏み出し、「遼寧」が正真正銘の空母になったことを示すとも評論された。また、外国メディアからも戦闘機J-15の性能に対する関心が寄せられている。
◇遼寧艦が正真正銘の空母に
英BBCの25日の報道によると、中国初の空母「遼寧」は就役後、戦闘機J-15の離着艦訓練を順調に実施した。中国政府直属のメディアは、空母のプラットフォームと航空機の技術性能は十分に検証され、艦載機の適合性も基準に達していると伝えた。
香港紙「香港商報」は24日、中国空母の艦載機J-15が23日に戴明盟操縦士によって「遼寧」の甲板上への初の着艦を成功させたと報じた。軍事専門家は、「遼寧」が艦載戦闘機の離着艦の試験を成功させたことは、同艦が「正真正銘の空母」になったことを宣言し、でなければ「遼寧」は単なる海上を移動するプラットフォームになるとの見方を示した。
航空専門家、J-10試験飛行のチーフパイロットは、システムが高度で複雑な空母艦載機の初の着艦には2つの難点があると話す。1つは艦載機と空母のシステムスタッフの意気を合わせること、もう1つは艦載機パイロットの初の着艦に対する大きな技術面と精神面のプレッシャーを克服することである。
台湾紙「中国時報」は24日、艦載機がなければ空母はまったく戦闘力がないと言えるため、今回の着艦の成功は注目されていると論じた。大陸部の航空専門家は、「タッチ・アンド・ゴーと異なり、艦載機は着艦時に甲板上のアレスティング・ワイヤーに引っ掛けるアレスティング・フックをタイミングよく下ろし、一気に減速しなければならないため、難度はきわめて高い。操作を誤れば大きな事故にもなりかねない」と話した。
|