世界経済回復の今後については、主に新興国の現実によって決まる。今年のダボス会議は発展途上国の重視を続け、「チャイナ・ファクター」が依然としてその重要な構成部分になっている。ロイター通信は、「ダボス会議は中国を十分に重視しており、チャイナ・ファクターが依然としてダボス会議の主な風景となる」と伝えた。ダボスで23日、「中国の成長環境」、「中国の2020年:期待が現実と直面した時」と名付けられたフォーラムが開催された。
観測筋は、中国経済も一連の課題に直面していると指摘しているが、「中国に中期的な成長の見込みはあるか」という問題について、ダボス会議に出席したビジネス界の関係者は、「肯定的な回答をする人が多かった」という。
中国経済改革研究基金会国民経済研究所の樊綱所長は23日、「ダボス会議には何度も出席している。数年前であれば中国に関する話題にあまり積極的ではなかったが、ダボスは近年、中国をますます重視するようになっている」と語った。
マンパワーグループのデビッド・アークレス氏は中国紙・環球時報に対して、「世界経済発展の最も安定的な原動力は中国だ。世界経済が低迷する中、中国と新興国には活力が満ちている。世界経済は現在、金融危機前の成長を短期間内に回復することは難しい。中国を始めとする国が、世界経済を衰退から救うことに期待している」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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