銀河磁体は業績速報の中で、「2012年の営業利益は前年比45.10%減の8908万元となった。本年度の売上高が前年同期より7646万元減少したことがその主因だ。業界の価格設定メカニズムによる影響を受け、当社商品の販売価格はレアアース原材料価格と密接に連動している。2011年にレアアース原材料価格が高騰した際、当社の関連商品の販売価格が大幅に引き上げられた。しかし2012年にはレアアース原材料価格が低下を続け、当社は商品販売価格を引き下げた。商品コストのレアアース原材料価格に対する変化は遅れて生じるため、2012年の業績は2011年と比べて急激に悪化した」と指摘した。
年末(旧暦)が近づくにつれ、多くの加工企業は原材料の備蓄を完了しており、現時点では調達の需要が存在しない。市場の取引は減少し、海外レアアース精製・分離工場の稼働による刺激を受け、レアアース価格が再び低下している。
2013年のレアアース業界について、市場には悲観的なムードが満ちている。群益証券は直近の報告書の中で、2013年の川下の需要が低迷を続けると予想した。
群益証券は、「政策支援を受けレアアース価格が高騰する時代は終わった。今後のレアアース価格は、業界の基本レベルに落ち着くだろう。業界の基本面を見ると、需要の低迷を受け、レアアース価格が現在も低下を続けている。レアアース価格はすでに高位から大きく低下したが、2011年初頭と比べると約30―70%の低下の余地が残されている。需要が低迷し続ければ、2013年のレアアース平均価格は前年比で下がり続けるだろう」とまとめた。
「中国証券報」より