
英経済誌エコノミストのシンクタンクが発表した最新の「世界生活費指数ランキング」によると、東京がスイスのチューリッヒに代わり、生活費が世界で最も高い都市に返り咲いた。経済の安定成長および人件費の高騰、また人民元相場の小幅上昇を受け、中国の都市のランキングが全面的に上昇した。
中国の都市のうち、生活費が最も高かった香港は14位に入選した。上海はニューヨークと肩を並べ、30位となった。
好調なアジア経済、順位が上昇
好調なアジア経済、順位が上昇
調査を担当したジョン・コープステイク氏は、「経済低迷とユーロ圏の安定性に対する懸念から、ユーロ圏の都市は順位を落とした」と指摘した。対照的に、アジアの都市の生活費は上昇した。そのうち東京が再び生活費が世界で最も高い都市となった。東京は過去20年間のうち、同ランキングで計14回トップになっている。
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