「International Journal of Psychology」に掲載された最新研究報告によると、中国人の親の98%は、「子供に対して多くの嘘をついた」事実を認めている。彼らは、子供が自分の言う事を聞くように、できる限り大げさに嘘をつく。ある親は、嘘をつく言い訳として、「子供を教育する上で、時には善意ある嘘をつくのは止むを得ない。その嘘によって、子供は良い方向に育ち、悪い道に陥らずに済む」と弁解した。
米国人の親も、子供に全く嘘をつかないことはないが、その度合いは、中国の親には遠く及ばない。研究報告によると、「人さらにさらわれる」という嘘をついたことがある親は、中国で68%に達したのに対し、米国ではわずか18%だった。「ご飯を残さず食べないと、背が伸びない」は、中国の親が頻繁に口にする嘘だが、子供にそう言った経験のある親の割合は、中国が61%に対し、米国では10%だった。
今回の研究報告が、中国の企業家との日常の取引に及ぼす影響については、彼らのうち子供を持っている人がどれだけいるのかが分からないため、明確な結論は導き出せない。ただ、中国人の立場から見ると、「自分や他人のメンツを保つためにつく嘘は、嘘のうちに入らない」という考え方は、かなり深く浸透しているといえよう。
「人民網日本語版」
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