中国の温家宝首相は20日北京の中南海で、任期内の最後の国務院常務会議を開き、一部地域での最近の不動産価格急騰に対する対応措置について討議しました。
会議では、「わが国は現在都市化が急速に進行している段階だ。、一部の都市や大都市での不動産供給の不足状況を直ちに根本的に解決することは難しいが、基本的には、自ら住むための住宅購入を支持し、投機的な不動産購入を抑えることが不動産市場を安定させるために必要な政策の1つだ」と強調しました。
また、今後実施する主な対応措置について、「政策の連続性と安定性を保ち、対応措置の実施と改善を進め、不動産市場の安定を維持する。また、投機的な不動産投資を断固として抑制する他、一般的な住宅と土地の供給を増加すると共に、保障性住宅(中低所得者向け福祉住宅)の建設を加速する。そして、不動産市場の監督管理をいっそう強化する」と指摘しました。
「中国国際放送局」
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