時間効率が求められる現在、多くの国家が航空や高速鉄道の発展に力を注いでいる。とりわけ日本はその発展が早く、「新幹線」は今でも彼らの誇りだ。しかしこの数年、日本では古き良き鉄道に注目が集まり、懐かしい蒸気機関車が再登場している。
日本の「鉄道復古」の一番の特徴は、退役した蒸気機関車が改めて人々の前に登場したことにある。例えば現在、北海道でそれを見ることができる。JR北海道が運営する「SL函館大沼号」という名の蒸気機関車は、河沿いの湿原を走っている。
大震災で被害を受けた福島県でも、JRが「SL福島復興号」を運行。1949年に生産されたC61型で、完全に退役していた蒸気機関車だ。今の日本で、どうしてこのようなレトロな風潮が現れたのだろうか。
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