投資の選択幅が限られており、国有銀行の金利も低いため、中国のビジネスマンは長年、不動産を資産運用のツールとしてきた。経済が上向いているときには、不動産価格を引き上げていたが、それが不景気の時に暴落すると言う潜在的なリスクを抱える要因にもなった。
2008年、中国政府の経済刺激策の実施を受け、海南島の不動産価格は中国最大の上昇幅を記録した。不動産価格の上昇幅は、1年のうちに50%を上回り、住宅購入を望む人々はテントを持って長い列を作った。しかし、それからと言うもの、銀行融資の締め付けや不動産購入の規制により、海南島の不動産価格は大きな打撃を受けた。不動産が売れず、努力しても報われない販売員の楊さんは、ため息混じりに「不動産購入制限策が実施される前は、このような不動産物件なら、5カ月で完売させることができた」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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