中国科学院生態環境センターの欧陽志雲副主任は、「GEPという概念の提案により、国内外の自然生態資産の計算指標という空白が埋められた」と語った。北京大学環境学院の蘇芸教授が率いるチームはクブチ砂漠で調査を行った。蘇教授は、「GDPの計算方法を踏襲するならば、億利資源集団が20数年間に渡り、クブチ砂漠の約5000平方kmの緑化に投じた資金は23億3400万元に達し、割に合わない投資とされる。しかし生態供給・生態調節・生態文化・生態支援などの価値から科学的・系統的・量的な評価を行った場合、クブチ砂漠の生態系サービス価値は、20年前のマイナス成長から現在の300億元以上に増加したとされる。しかもこれには、大規模の土地改良や炭素隔離などの価値は含まれない」と分析した。
「人民網日本語版」
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