イノベーションによる駆動で経済の質と効率を高める

　中国経済のアップグレード版を作り出すには、安定した成長の中で質と効率を高め、科学技術イノベーションにおける経済成長に対する貢献率を高め、産業のミドルエンド・ハイエンドへのアップグレードを推進し、前進しながらより良いものを求めることを実現せねばならない。

　国務院発展研究センター産業経済部の馮飛部長は、中国経済の転換の成否はイノベーション駆動の発展への道を進んで、新しいコア競争力を形成できるかどうかにかかっていると述べた。

　労働力、資源価格などのコストの急速な上昇、および外需市場の低迷につれて、中国経済の伝統的な比較優位は衰退したが、新しい比較優位はまだ形成されておらず、これにより生産能力の過剰、企業経営の困難をもたらした。また大規模な政策による刺激に希望を託すのは、非現実的であるうえになお、長期的発展に対しても利益がない。唯一の道は自主的なイノベーション能力を強化し、製品の質とグレードをアップさせ、新しく、より大きな発展を獲得することだ。