中国の高虎城商務相とスイスのヨハン・シュナイダー＝アマン財務相は6日北京で、中国・スイス自由貿易協定に正式に調印しました。これは中国と欧州大陸の国が初めて結んだ自由貿易協定で、スイス各界は高く評価しています。

　中国の李克強首相が今年5月スイスを訪問した際、両国首脳が自由貿易協定をめぐる協議の終了を宣言したことから、正式な調印が期待されていました。スイス財務省が6日発表したコミュニケでは、スイスと中国の自由貿易協定は幅広い内容をカバーしており、貨物貿易、貿易円滑化、非関税障壁、サービス貿易、知的財産権、環境保全などが含まれています。

　中国と欧州大陸の国と結んだ初の自由貿易協定に対して、スイス通信（SDA/ATS）は6日、自由貿易協定の調印はスイス企業が中国市場に進出していく上で「否定できない競争優位性」を意味し、スイス製品の巨大な中国市場への進出にも利便性を提供すると報じています。

　「中国国際放送局」