安さんは、「こんなに長く一緒にいるのに、今年初めて2人で、人気の映画を数本見た。彼女はとても満足そうだった」と、もっといろんなことをしてあげれば良かったと、自責の念に駆られている。
馬さんは、何事にもまじめに取り組む人で、仕事に遅れないため、携帯の目覚ましをセットして、よく枕元に置いていたという。「しなければならないことは、どんなことをしても成し遂げ、できるだけミスがでないようにしていた」。それでも今回、枕元に携帯を充電していたことが、命を落とす原因になってしまった。
馬さんのお葬式には、友人100人以上が駆け付け、馬さんの生前の人柄を示していた。
安さんは目を真っ赤にしながら、彼女は本当に物分かりがよく、ほかの人の益を考えられる女性だった」とし、街の中やバスの中で、この事件のことを話す人を見るが、「彼女のことを悪く言われるのは耐えられない」と語った。現在、安さんは昼間、馬さんの父親の手伝いをし、夜になると一人で家に帰っている。そして、夜中に、彼女の写真を見ながら、受け入れられない現実と闘っている。
ここ数日、妻のために何ができるかを考えて眠れないという安さんは、「彼女が亡くなってしまったので、僕には彼女の両親を世話する責任がある。今後、彼女の両親を本当の親のように世話する」と語った。
16日の時点で、同事故は社会の大きな注目を集めている。現地の警察は、馬さんは全身が感電したために亡くなったことを確認した。安さんは、「アップルに説明を求める」と確固とした態度で述べている。
「人民網日本語版」
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