中国と外国の経済・貿易における協力は急速な勢いで発展を遂げており、各国の政界要人が頻繁に中国を訪れ、巨額の契約を結ぶケースが増えている。この一連の尋常でない動きに中国国内の世論は大きく注目している。9日付中国証券報が伝えた。
アルゼンチン政府関係者は先般、国内の貨物輸送鉄道の輸送力向上を図るため、中国機械設備工程股フェン有限公司(CMEC)から鉄道装備を調達する方針であると発表した。契約総額は24億7000万米ドルに上る。アルゼンチン計画省のトップは具体的な協力を協議するため、近々中国を訪れる予定である。中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)後、1カ月あまりの間に、商談で中国を訪れた外国の要人はこれで7人目となる。
業界関係者は「この計画の方針の要点は、これまでの単純な『メイド・イン・チャイナ』製品の輸出という従来型のルートではなく、資本の輸出によって、業種の過剰な生産能力の輸出という一大ブームを巻き起こすことで、地域それぞれの投資需要を満たす。このように、一石二鳥成らぬ『一石数鳥』を実現し、各々が利益を得られるようにする。今後5年以内に、中国政府はこの新たな方針にそって、5000億米ドル(約3兆元)の対外投資計画を進め、市場に大きな流れを起こすことを目指す。
「中国証券報」
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