中国外務省の華春莹報道官は10日、定例記者会見で、中国とインドの発展に対し、「中国はインドとの関係発展を極めて重視している。双方は優位性の相互補完により、より緊密なパートナシップを作っていく必要がある」と表明しました。

　華報道官は「このほど、習近平国家主席の特使である王毅外相がインドを公式訪問し、諸外国から高く注目されている。今回の訪問から明らかになった重要なメッセージは、中国はインドとの関係発展を極めて重視していることだ。中国とインドの間にある共通利益は、食い違いより遥かに大きい。両国は長きにわたり戦略的パートナーで、競争相手ではない。中国とインドはどちらも"国を強くし、国民の暮らしを豊かにしていく"という夢がある。これからは長所を補い合い、緊密なパートナーシップを作って行く必要がある」と話しました。

　さらに、「王外相の今回のインド訪問は、両国関係のさらなる発展にたいへん重要な意義がある。今後もインドと引き続き努力し、両国関係を絶えず新しい段階に押し上げていく必要がある。中国とインドの関係が絶えず発展し、高いレベルにあることは、中国とインドの両国の国民の福祉に合致するだけでなく、地域、ひいては世界の平和安定と発展にも大きく貢献できる」と話しています。

　「中国国際放送局」