
環太平洋合同演習「リムパック2014」の海上訓練が終了した。同演習に初参加した中国海軍の艦隊に対する、海外の評価は一致していない。西側メディアは、「中国の病院船・和平方舟は日本主導の災害救助演習への参加を拒否した」と報じた。中国国防部の耿雁生報道官は31日に開かれた記者会見で、「この報道はでっち上げ」と表明した。耿報道官は、「リムパック2014の訓練計画を策定するため今年4月に開かれた会議の時点で、中国の参加兵力と日本の参加兵力との間には指揮関係が存在しないことが確認されていた。中国の艦艇が6月末にハワイに到着してからも、6カ国合同の救助演習に招待されなかった」と指摘した。
海外メディアの「中国のスパイ船がリムパックを監視している」という説に対して、中国国防部の報道官は環球時報に対して、「中国海軍の艦艇は、米国の領海以外の海域を航行しており、関連する国際法と米国国内法の関連規定に合致する。中国は米国に対して、中国の艦船の法に基づく権利を尊重するべきだ。米軍の艦艇・航空機は長期的に、中国の管轄海域とその上空で頻繁に偵察活動を実施している。このようなやり方は中国の国家安全に深刻な影響を及ぼし、海と空の偶発的な事件を引き起こしやすい。中国海軍の艦艇の活動は、範囲・数・手段のいずれの面においても、米国の艦艇・航空機が頻繁に中国に接近し実施している偵察とは異なる」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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