李克強総理は、制度による腐敗撲滅の推進は、腐敗現象とその根源にある問題の解決と一致するものだと強調した。
第一に、法による国家統治を堅持しなければならない。「法律の前では皆平等であり、誰であっても法の外で権力を行使することはできない」
第二に、体制改革を推進しなければならない。行政のスリム化と権限移譲の重要な目的の一つは、レントシーキングの余地を断固としてなくし、腐敗の土壌を取り除くことにある。「多くの腐敗者の共通の特徴はレントシーキングにある」
第三に、監督と教育を強化しなければならない。権力がまっとうに行使されるようにし、これに対する社会の監督的役割を重んじ、公職にある人の自律意識を高め、「私のため」ではなく「公のため」に権力を行使しなければならない。
この過程では、不正行為を罰すると同時に不作為も問題にすべきであり、無能で無責任で怠惰な政治を決して許さない。「敷居が低くなり親しみやすくなるだけで何もしないのでは、公職者としての不作為であり、厳しく責任を追及しなければならない」。
「人民網日本語版」