国連安全保障理事会は4日、イエメン情勢をめぐる緊急会議を開きました。安保理の今月の輪番議長、ヨルダンのディナ・カワル代表は会議後、「安保理のメンバーはイエメン情勢に注目している」とし、イエメン問題に関連した安保理決議の重要性を改めて強調しました。
カワル代表は「イエメン情勢が悪化し、非人道的な危機に直面している根本的な原因は、イスラム教シーア派武装組織フーシ派が国連安保理の第2201号決議を執行しなかったことにある」と話しています。この決議は、政府機関から撤退し、無条件で国連の斡旋に参与することを求めています。
4日、サウジアラビアをはじめとする多国籍部隊は、イエメン南部の港湾都市、アデンに対する空爆を強め、フーシ派の部隊に打撃を加えています。
赤十字国際委員会(ICRC)は同日、空爆により、イエメンへの人道的な援助物資の輸送計画が中止されたことから、多国籍部隊が援助物資の輸送を妨げようとしていると非難しました。
「中国国際放送局」
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