山形県にある悠久の歴史を誇る名門高校が、昨年度から男子生徒の募集を開始した。だが、昨年度入学した男子生徒は皆無で、今年ようやく、1人の男子生徒が入学した。「黒一点」となったこの男子生徒は、先日行われた入学式で、在校生か熱烈な歓迎を受けた。海外メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
山形県の鶴岡北高等学校は、女性に教育の機会を提供することを目的として、1897年に創設された。それから110年あまり、名門女子高としての伝統が続いた。昨年度、同校はついに男女共学の道を歩み始めることとし、男子学生の募集を開始した。だが、長年の伝統に対するイメージがあまりにも強かったせいか、昨年度の男子入学者はゼロだった。今春、やっと初めての男子生徒が入学した。
同校の校長がこの新入生を紹介すると、女子生徒全員による雷のような拍手の音と歓声が、入学式会場に響き渡り、熱烈な歓迎の意が示された。
式が終わると、この男子生徒と記念写真を撮ろうと、同級生や上級生が止めどもなく彼のもとに押し寄せた。
「人民網日本語版」
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