国境鉄道建設計画にあたり、対外開放のドアを開く黒竜江省は、国家発展改革委員会、中国鉄道総会社と情報交換を行い、同プロジェクトを国家中長期鉄道網計画と「十三五」総合交通計画に組み込む方針だ。ハルビンを中心とした大哈佳同(大連、ハルビン、ジャムス、同江)、綏満(綏芬河、満州里)、哈黒(ハルビン、黒河)、国境鉄道の4本の幹線がロシアのシベリア、バイカル•アムール鉄道と繋がる「黒竜江通路」を形成し、鉄道を主軸として、道路、水運、航空、パイプ、電力網を支え、沿線都市の輸出入産業園を重要な柱とした亜欧国際貨物輸送大通路を構築する。
黒竜江省の国境鉄道は15区間の1434㎞に達し、速度が遅い10区間1020㎞の鉄道を数回にわたって改築して高速化を図り、洛河古河、嘉蔭など6つの港を繋ぐ鉄道を敷き、総長2938㎞、時速120㎞の完璧な国境鉄道を建設する予定だ。国際貨物輸送大通路を通して、生産要素を呼び込み、通路沿線に集結させる。国内外の対ロシア産業園区を発展させ、発達的な輸出志向型産業システムを構築し、全国のロシア向け貿易に重点を置く北東アジア経済貿易協力サービスのプラットホームを作り、生産、貿易、流通を一体とする経済エリアを形成して、国家の「一帯一路」の建設のために重要な支えとなる。
「東北サイト日本語」
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