日本慶應義塾大学東アジア研究所の元研究員の青山周也氏も、「中国は生態保護に着実に力を入れている。中国は生態文明を促進する法律や制度の整備を加速させており、生産者による環境保護の法律的責任を強化し、法律違反のコストを大幅に引き上げようとしている」と語った。

　中国のエコ・低炭素発展路線は在中外国企業に新たな成長空間を切開いた。中国風力エネルギー産業に最も早く進出した外資系企業としての米GE社は今年年初、中国風力発電市場で過去最大の受注を獲得したと発表した。GE社は中国華能集団にスマート送風機55ユニットを提供し、発電総容量は151メガワット、GE社の2013年新規受注発電ユニットの9割近くを占めた。GE関連責任者は、「今後数年、当社は中国風力発電分野への投資をさらに拡大する」と表明している。

　米シンクタンクウィルソン・センター中国環境フォーラムのジェニファー・トニープロジェクト主任は人民日報の記者に、「今や、米中両国は経済発展の石炭やその他の化石燃料に対する依存度の低下に取り組んでおり、クリーンエネルギーの発展に傾斜している。米国がイノベーションに優位性があり、中国が技術応用において有利な条件があることから、省エネ・環境保護分野で協力を強化していけば、両国はともにメリットを受けることになる」との考えを示した。

　「中国網日本語版(チャイナネット)」