| ネパールで4月25日にマグニチュード8.1の地震が発生し、現地に滞在する中国人の安否が懸念された。中国外交部(外務省)は直ちに緊急対応体制を敷き、関係当局と緊急調整を行い、現地中国人の帰国に全力を挙げた。イエメン情勢の動揺、ネパール大地震とわずか1カ月の間に中国政府が2回行った迅速な海外救援行動は中国人を大いに勇気づけると同時に、中国に対する世界の見方も変えた。
■高まり続ける中国パスポートのメリット
領事保護センターは人員は限られているが、重大な事が同時に進行していることが多い。外交部領事局副局長、領事保護センター長の翟雷鳴氏によると、領事保護には2つの面がある。1つは緊急措置。問題が起きたら直ちに緊急対応体制を敷き、損害を最小に抑える。もう1つはリスクへの防衛策。どんなに良い緊急措置よりも、問題が起きないことの方がいい。予防は最良の領事保護だ。「大衆が目にするのは緊急措置の方が多いが、実際にはリスクへの警戒、制度整備など政策指導も多くある。われわれは国内外で予防的な領事保護宣伝を行い、より多くの人が海外でのリスクを理解し、回避する方法を身につけるようにしている。これが受動的な受理から能動的な防衛まで、領事保護の『上流整備』を行うことだ」。
翟氏によると、イエメンからの自国民退避を通じて、中国のパスポートの価値に対する庶民の認識は質的に変化した。「価値は『外国に行くと言えば行ける』ことだけでなく、『帰国したい時に帰国できる』ことがより重要だ」ということだ。昨年、外交部領事局と在外公館は関係当局と共に重大案件100件余りを含む6万件近くの領事保護・助力案件を適切に処理した。
■海外同胞に24時間・365日サービスを提供する12308ホットライン
外交部全世界領事保護・サービス緊急コールセンターが2014年9月2日に正式に活動を開始した。12308ホットラインは年中無休で中国国民に救助・相談サービスを24時間、時差なく、滞りなく提供している。
2015年5月3日までにホットラインが受け付けた電話は計6万1466件で、職員が応対したものは1万9606件だった。内容は人身事故事件、証明書の盗難や紛失、経済・労資トラブル、出入国時や旅行中のトラブルなどだ。
外交部領事局は12308ホットラインに加えて「中国領事サービス網」、微信(WeChat)公式アカウント「領事直通車」、「海外安全携帯電話ショートメッセージ注意喚起」という領事保護・サービスの計4つの情報化プラットフォームを設け、在外中国人に領事保護情報を提供し、サービスの能力と水準を高めている。「出国後飛行機が着陸して、携帯電話の電源を入れると最初に受け取るショートメッセージがわれわれの海外安全携帯電話注意喚起で、危険情報、現地の習慣上してはならないこと、現地中国公館への連絡方法などが書いてある」と翟氏は説明した。
「人民網日本語版」
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