▽多くの観光スポットをつなぐ中国が融資の一部を提供
朱総経理は、「この高速鉄道は大部分が海抜の高い寒冷な地域に位置しており、中国には高緯度・寒冷エリアにおける高速鉄道の建設・施工や車両設備で豊富な経験がある。2012年12月1日には、世界で初めて高緯度・寒冷地域を運行する高速鉄道・哈大高速鉄道(哈爾濱<ハルビン>-大連間)が正式に運行をスタートした。同高速鉄道の車両は氷点下50度という極限の状況でも正常な運行が可能だ。
推計によると、モスクワ-カザン高速鉄道プロジェクトの事業費は1兆683億ルーブル(約213億ドル)に上り、中国がプロジェクト融資の一部を提供する。プロジェクトが完了すれば、沿線の観光スポットの多くが鉄道で結ばれることになり、魅力溢れる観光のゴールデンベルトが形成されることになり、地域の観光資源の統合や沿線の観光産業の発展加速にとってプラスになる。予測では20年の旅客輸送量はのべ1050万人に達する見込みだ。
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