中国の王毅外相は2日、オーストリアの首都ウィーンで、イランのザリフ外相と会談しました。双方は現在交渉が行われているイラン核問題の情勢と直面している課題について踏み込んだ討論を行いました。

　王外相は「イラン核問題をめぐる交渉は最終段階に入っている。関係各方面はいずれも、最終合意に至るために努力する責任がある。中国は、関係各方面が公正でバランスの取れた最終合意のために最後の障害を取り除くことを期待するとともに、そのために積極的で建設的な役割を果たしていく」と述べました。

　ザリフ外相は「イランは、中国がイラン核問題をめぐる交渉を推進するためにした貢献を高く賞賛する。中国が公正な立場で引き続き重要な役割を果たすことを期待している。イランは最終的な合意に至り我々への制裁を解除させることに尽力しており、そのために中国と緊密な意思疎通を保っていきたい」と述べました。

　「中国国際放送局」