在瀋陽日本総領事館の大沢勉総領事は、70年前の困難な時期に、中国の養父母たちは自身の生活の苦労を顧みず、日本人の子供を数十年かけて心を込めて引き取って育てた。こういった養父母の行動に感銘を受けると述べた。
中国帰国者、東京日中友好の会の池田澄江理事長は「日本人孤児たちは彼らを育てた土地に6年ぶりに再び足を踏み入れた。中国殘留孤児にとって、日本は祖国であり、中国は故郷である。70年前、善良な中国人が孤児たちを死の淵から救い出し、彼らに第二の生命を与えた」と述べた。
埼玉県からやって来た中国残留孤児の田野桂子さんは、養父母について話し出すと涙ぐみ、「ここに戻って来て養父母に会いたかった。私の養父母は既に亡くなっているが、健在の方達もいる。ここで50年間暮らし、中国は私のふるさとなのだ。私たちは戦争の被害者であり、二度と戦争を起こすことなく、中日両国の友好が永遠に続くことを望む」と話した。
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