中国外務省の陸慷報道官は27日、ソマリアで起きたテロ襲撃事件で大使館要員が死亡したことについて、談話を発表しました。
陸報道官は談話の中で、「現地時間26日午後4時ごろ、ソマリアの首都ガディシオのホテルは自動車爆弾による襲撃を受け、多くの外国人死傷者が出た。ホテル内にある中国大使館で警備に当っていた大使館要員が重傷を負い病院に運ばれたが、死亡した。他に3人が軽い怪我を負った」と述べました。
陸報道官は、「中国はこのテロ襲撃事件に対し驚きを覚えると同時に、強く非難する。事件で亡くなった大使館要員に深い哀悼の意を示し、その遺族と他の負傷者に慰問の意を表したい」としました。
陸報道官は、「事件発生後、中国共産党中央、国務院は大きな関心を寄せ、外務省は緊急作業を展開し、現地に留まっているスタッフ全員を安全な地域に移した」と語りました。
陸報道官は、「中国側は、ガディシオと北京でそれぞれ交渉を申し入れた。ソマリア側は、必要なあらゆる措置を講じ、全力で負傷者の治療に当たり、関連問題を妥当に処理し、ソマリアにある中国の関係機構と関係者の身の安全を確保すると表明した」と明らかにしました。
また、陸報道官は「外務省は関連部門と連絡を保ちながら、遭難者の善後処理を行っていく。また、事態の成り行きにも注目し、ソマリア駐在の中国の関係機構とこれらの人々の身の安全と利益を守っていく」と述べました。
「中国国際放送局」
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