「11歳の時、私はハルビンから列車で長春、公主嶺、瀋陽を経由して葫芦島へ行き、船に乗って日本に帰りました」。69年の時を経て、日本人の丸山巌さんは再び中国に戻り、ハルビンから葫芦島まで、深く心に刻まれた故郷への道を自転車で再び走る計画だ。
27日、記者は「九・一八」歴史博物館を見学していた丸山さんと出会った。「1枚の旧日本軍が庶民を殺戮した後に、首を切って電柱にかけた写真が非常に心に残りました。日本軍の残酷な暴行と比較して、敗戦後に中国に身を置いていた日本人は中国人の報復を受けませんでした」と丸山さんは述べた。
日本敗戦の翌年の1946年、中国人の協力のもと、丸山さんは母と共にハルビンから葫芦島まで移動し、船で日本に帰り着いた。丸山さんは、ハルビンから葫芦島までの2カ月もの間、多くの中国人から保護を受けて協力を得たと話した。
「戦争を経験して生きて日本へ帰って来て、幸運だったと思います。平和の尊さを私に教えてくれます」と話す丸山さんは、より多くの中国人に、日本には私のように中国を客観的に見て、歴史を正視する人がたくさんいることを知らせて欲しいと加えた。
「東北サイト日本語」
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