中国は我慢の限界を超える海外からのサイバー侵入を前に、自らのサイバー部隊を構築して、より効果的なサイバーセキュリティー防御を実施することを余儀なくされた。同時に、米政府による中国のサイバーセキュリティーへの持続的攻撃を前に、セキュリティー能力を強化すると同時に、政治・外交手段を講じて米側と対話し、各種ハイレベル協議で問題を厳正に指摘するとともに、国際サイバーセキュリティーが共通して直面する試練について、作業部会を設定して対話や協力を推し進めることを望んでもきた。
米国の再三にわたる対中サイバー攻撃に、モラル上の優位性はそもそもない。実際のところ、疑念を証拠として再三醜態をさらしてきた米国の不品行は人々にとって耳慣れないことではない。1993年に米国は中国の貨物船「銀河号」が化学兵器の原料を輸送したと非難したが、米情報界の大きなでたらめであったことが事実により証明された。
サイバー攻撃の追跡困難性と国際社会が共通して直面するサイバー攻撃の試練を考えると、中米が国際社会と共に協力することは大変必要だ。だが先に侵犯した米国がすべきは、中国のネットワークに侵入すると同時に逆ねじを食わして、つまらない対中非難を繰り返すことではなく、サイバー空間で専守自衛し、他国と対等に接し、双方が共に懸念する問題について真剣に対話し、しっかりと解決することだ。
「人民網日本語版」
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